ネガティブからポジィティブ変えるには?

表面的なポジティブ思考では変われない理由と、本当に変わるためのヒント

「ネガティブな自分を変えたい」「ポジティブになりたい」「自己肯定感を高めたい」「人生を変えたい」

そんなふうに思ったことはありませんか?

実は、私自身も昔は、超絶ネガティブ思考の塊でした。

自分に自信がなくて、人の目ばかり気にして、いつも「どうせ私なんて…」と落ち込んでばかり。被害妄想も強く、思い込みも激しい。劣等感・コンプレックスに、支配されていた時期がありました。

20代半ば頃、とある街中を歩いていたら、マーフィーの法則や思考は現実化するなどの小冊子を受け取ります。「思考を変えれば自分を変えることができるんだ!」と、そのときはとても衝撃でした。半ば自分に諦めていたけれど、変わることができるならやってみようと思い、自分を変えるために、自己啓発本を読みあさり、「ポジティブ思考になろう」と頑張ってみたんです。

ところが現実は逆。むしろ状況はどんどん悪化していきました。

当時は、法律関連の資格受験のため、1日15時間くらい勉強してたのですが、「そんな時間があるのなら、起業して一発逆転狙った方が早い!」と思い、資格試験の勉強は、1年程で断念。その後趣味で作っていた、ホームページ作成業で起業したものの、借金は100万円単位で膨れ上がります。><

恋愛関係もボロボロで、人間関係も崩壊。親に対しては、殺意を持つくらいの関係性。(いっちゃった…)ビジネスパートナーとは、自ら縁を切ったりで、散々な行動ばかりしてました。
心も体も限界を迎え、ひどいうつの寝たきりになり、食事もろくに摂れない状態にまでなってしまったのです。

「ポジティブになれば人生は良くなる」

そう信じていたけれど、現実は真逆に進んでいきました。

自己肯定感の低さと承認欲求モンスターの罠

自己肯定感が低い状態というのは、「自分はダメだ」「どうせうまくいかない」「なんで私ばっかり…」という思考にとらわれている状態です。

一方で承認欲求が強い状態というのは、「認められたい」「褒められたい」「感謝されたい」「注目されたい」などの欲求が強く、そこが満たされないと、心が不安定になります。

この2つが進行していくと、「バカにされた」「見返してやりたい」「すごいところ見せてやりたい」といった思いが強くなり、最終的には、無気力やうつのような状態に陥ることもあります。

「何をやっても無駄」「自分には価値がない」「生きていても仕方がない」

そんなふうに感じてしまうこともあるのです。

実際に、私はその思考が強く働き、無理をし過ぎたため、寝たきりうつになりました。

表面的なポジティブ思考では変われない

よく、「コップに半分水が入っている」たとえ話がありますよね。

たとえば、水が半分しかないときに「もう半分しかない」と考えるか、「まだ半分もある」と考えるかで、物事の捉え方が変わるという話です。

そしてよく、「ポジティブになるには“まだ半分もある”と思うようにしましょう」と言われたりします。そういった“プラス思考”は一見前向きに見えますが、実は根本的な解決にはなりません。

たとえば「ついてる、ついてる」と毎日唱えたとしても、心の奥では「ついてない」と感じていたら、そのギャップでどんどん苦しさを生み出します。

表面的な言葉では、心は変わらないのです。

本当に変わるためには“根っこ”に目を向ける

思考を切り替える、ポジティブな言葉を使う。

それ自体は悪いことではありません。でも、根本にある「自分は価値がない」「愛されない」という“思い込み”が変わらない限り、またすぐ元の自分に戻ってしまいます。

雑草の上だけ刈っても、根っこが残っていたら、また生えてきますよね。それと同じです。

自分を満たすことからすべては始まる

「シャンパンタワーの法則」という考え方があります。

シャンパンタワーの一番上のグラス(=あなた自身)をまず満たさないと、下のグラス(=周囲の人)にはシャンパンは届きません。だから、自愛はとても大事なのです。

ある女性がこの話を聞いて、号泣。そして、自分を大事にしようと思ったそうです。

彼女は3人のお子さんのために、一生懸命働きながら育て、家庭のことに追われ、自分のことをずっと後回しにしていました。「私なんて…」と自己肯定感がどんどん下がり、旦那さんからの、言葉の暴力で、さらに自信を失っていたのです。

でもこの法則を知って、「まずは自分を満たすことが大事」と気づき、「今日からお母さんやめます、女になります」と宣言します。子供たちも成人したので、家事などはやらず、自分のこと中心に生きると、旦那さんとお子さんの前で宣言します。

ところが、その後、彼女は、肌の色が部分的に白くなる病気にかかります。

彼女は「私が自分のこと優先したからだ…」と、自分を責めてしまったんです。

こうしてまた、「私なんて…」という感情に逆戻りしてしまいました。

本当に自分を大切にするとは?

本当に自分を大切にするとは、「今の自分じゃダメだ」と否定することではありません。

「このままの自分でいいんだ」と心の底から認めてあげることなのです。

そして、外側に承認や称賛、幸福を求めるのではなく、自分の内側から、安心感を育てていくのが大事です。

それには、脳の土台から変わる必要があるのです。

自分を受け入れるための流れ

表面的なポジティブ思考では、一時的には気分が上がっても、またすぐに、元の自分に戻ってしまいます。本当に変わりたいなら、根本にある「思い込み」や「脳のクセ」を見つめ直すことが必要です。

そこには、どんな思い込み、刷り込み、信じ込み、勘違いがあるのか。

ひとつずつ探ることです。

自分で自分に問いかける。

この作業を、とことん行います。

人は、自分で気づかないと変われません。外部の人間が言ったところで、変われないのです。なので、自分で自分に問いかけることが大事なのです。

そして、親との関係性、過去の恋人たちとの関係性、人間関係…。一つずつ、思い込みを探ります。根っこに思い込み、勘違いを、探し尽くすのです。

その後は、認知して、受け入れます。

思考を「ある」に目を向けて、切り替えます。

これまでの自分を手放します。

そのうえで、新しい自分又は本来の自分に戻ります。

こういう流れで、自分を変えることができるのです。

土台を整えた後、アファメーションや言霊療法を行うと、効果は出ます。

脳の土台が悪いうちに、それらを行っても、見えるところだけサッと拭いて、見えないところのホコリは、放置しているのと同じなんです。

焦らず、自分と向き合うことから始めてみてください。

また、イヤホンで、音楽を聴き続けることも同時に行ってください。m(__)m

ここから先は、不思議な話になります。

悪いエネルギーが、あなたにくっついてることもあります。そのため、何度も思考の深堀をして、手放作業をしても、また元に戻るということが起こります。なので、音楽を聴いて追い払うことも必要なのです。

音楽療法は無料でできます。気分転換も兼ねて、行ってみてください。

なお、私はうつをやって以来、再発防止のために、音楽と笑いは常に身近にありました。一度も再発せず、今も元気で活動できてるのは、音楽と笑いのお陰と、私は思っているのです。

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