あなたの好きな、本や漫画はなんですか?
私たちは、子どもの頃から親しんできた物語が、多々あると思います。それらは、ファンタジー、小説、映画、漫画、ドラマといった形で、感情を揺さぶり、時には人生観さえ変えるほどの影響力を、与えてきました。
しかし、気づいていないこともあるのですが、こうした物語は、実は私たちの恋愛パターンに影響を与えていることがあります。
たとえば、シンデレラのようなストーリーに惹かれる人は、無意識に「救われたい」という願望を持っているかもしれません。
王子様に見初められて、苦労から解放されるというストーリーを好み、現実でもそのようなパートナーシップを求めることがあります。
「いつか白馬の王子様が現れる」という思い込みが、無意識のうちに、自分の恋愛に影響を与えている可能性があるのです。
また、恋愛において「困難を乗り越える愛」に、強い共感を覚える人もいます。
たとえば、ロミオとジュリエットのような、運命の障害を超えて、愛を成し遂げる物語に、心を打たれる人たち。
そういう人たちは、恋愛においてもどこかで「試練が必要だ」と考えているかもしれません。安定した平和的な関係性よりも、ドラマチックな恋愛に憧れ、自分でも知らないうちに、問題を引き寄せるような行動を、取ってしまうこともあります。
反対に、ハッピーエンドの物語が嫌いだったり、暗いストーリーを好む人は、恋愛に対しても、悲観的な見方をしていることがあります。
「どうせうまくいかない」「結局裏切られる」という思いを持ち続けていると、実際にそのような恋愛パターンを、引き寄せてしまうのです。物語の結末が「悲劇的であってもいい」と感じるようになると、自分の恋愛観も、そのような方向に影響されやすくなります。
さらに、スーパーヒーローものの物語が好きな人は、自分が恋愛において「守られる側」ではなく、「守る側」に立ちたいと思うことが、多いかもしれません。恋愛相手に対して献身的であり、困難な状況を乗り越える力を、自分が提供することで、愛を感じたいという欲求が働いている場合があります。
このような人たちは、相手の欠点や困難に対して寛容であり、むしろそれを自分が解決する役割を引き受けることに、喜びを感じることが多いでしょう。
これらのパターンは、すべて無意識に繰り返されていることが多いです。そのため、気づかないことも多いです。しかし、自分がどんな物語に惹かれているか?
振り返ることで、恋愛に対する自分の思い込みやパターンを、理解する手がかりになるかもしれません。
もし、あなたが繰り返している恋愛のパターンがあると感じるなら、どんな物語に、自分が特に共感してきたのか?考えてみてください。もしかすると、その物語があなたの恋愛観に強い影響を与えている可能性があります。
物語の中に理想を求めることは悪いことではありませんが、現実とのバランスが大切です。
最終的には、自分がどのような恋愛を望んでいるのか、そしてその恋愛観がどこから来ているのかを理解することで、より健全で、幸せな恋愛を構築する手助けに、なるかもしれません。
物語は人生を彩ります。ですが、その物語の中に、はまり込まないよう、閉じ込められないようにすることが、幸せな恋愛への第一歩かもしれません。