じろじろ見る人は私でした~私の体験談~

相手の姿は自分。相手に感じたネガティブは自分。
それを受け入れることができるか否かで、今後の人生も変わります。

こちらの記事の続き。

じろじろ見る人は私でした~私の体験談~

「じろじろ見る私」から、一歩踏み込んで考えてみました。

私は子供のころから、他人のことや、人のおうちのことを観察するところがありました。また、すごく他人と比較して世間体を気にするところがありました。

人の思考や生き方、生活環境にすごく興味を持っていたので、どうしても人のことをじろじろ見るところが、無意識にありました。

そして他人を見ては、自分のおうちと比べて落ち込むことも、よくありました。そんなところが子供時代からあったのです。

たとえば、子供のころ、こんな風に他人と比較して、落ち込むことがよくありました。

「えむちゃんちのお父さんは、社長でお金持ち。お家も3階建ての豪邸。うちの父はサラリーマンだから戸建てには住めない」

(今は戸建てに引っ越してますが、当時は団地に住んでました)

こんな風に、子供のころは思ってしまいました。

しかも「戸建て買えないサラリーマンは無能で最悪」とまで、入ってました。びっくりですよね!

また「えみゆみちゃんのおうちには、角砂糖があって自由に食べさせてもらってる。うちには黒砂糖しかない。砂糖すらも食べさせてもらえない。だからうちは貧乏」とも思ってました。

何かにつけて、うちは”貧乏”に結び付けてました。

実際はそうではありませんでした。小学生時代は、お稽古事週6で通わせてもらっていたり、全部自分のやりたいことやらせてくれてました。

また白砂糖よりも、黒砂糖の方が高価と、あとから知ります。母は健康志向だったので、調味料は全部良いものを使ってくれてました。

それを知ったのは、大人になっただいぶ後です。

うちの実家の方が、高価で良いものを使ってくれてたのです。他の家と違うので、うちは貧乏と勝手に思っていたのです。

(高いものが良いとは限らないことも知ってますよ。^^)

ですがこの比較癖、貧乏という間違った思い込み、サラリーマンは悪という思考は、長年私を苦しめた思考であり、父のことを見下すことにもつながりました。

実際、私は18歳で初起業してます。その後進学等して、再度30歳前で起業します。IT系で起業です。

その頃は、〇区に住み、稼ぎもそれなりにありました。そのためか、父への見下しは相当ありました。

これは後々、思考は修正され「父はすごい!」に変わりますが(実際すごいのですが)、この思考の修正過程は、また追々書きます。

また、私が社長になった際、採用したスタッフたちに対しても、いつもじろじろ無意識で見ておりました。

なんでこの人たちは、こんなにも私の言ったことを忠実に守り、テキパキ動いてくださるのだろう!すごい!と、当時不思議に思っていたのです(笑)。

私自身、ちょっとADHDっぽいところがあったので、規則正しく動く人たちについて、感動して見ていたのです。自分にできないことを見ては感動する日々でした。

ですがスタッフたちは、その裏事情はわかりません。

じろじろ見られることで、かなりプレッシャーだったと思います。いつも監視(観察)されてると思えば、誰だって不快ですよね。そんなつもりはなくても、です。

そういうところを教えてくれたのが、隣に住むおばあさんだったのです。

長いこと、隣に住むおばあさんのことが気になっていたのですが、あのおばあさんの「じろじろ見る」という不快感こそ、私へのメッセージということに気づかされたのでした。

こんな風に、「じろじろ見る私」から、一歩踏み込んで考えてみたら、色んなことが見えてきたのです。それらも全部、潜在意識に隠されたものでした。

不快な感情は、あなたにとって、不都合な思考を取り換えるためのメッセージ

相手に感じた不快な感情は、まさに自分のこと。

あのおばあさんの姿は私だと、受け取りました。受け取ったら、気をつけようとも思えますよね。

そう理解したころ、なんと・・。

あの、おばあさんの「じろじろ見る」という行為がなくなりました。いえ、もしかすると、じろじろ見るというのが、気にならなくなっただけかもしれません。

あれだけ、年単位で気にしてたのが(笑)、一瞬のうちに消えたのです。

こうやって事象が変わっていったのです。

また、もう一つ、おまけでよいことも起こりました。

隣に住むおばあさんとは、境界線問題がありました。

隣のおばあさんは、いつも境界線を越えて、荷物をうちの庭に置くところがありました。

それも長いこと、気になってしょうがなかったのですが、スペース空いてるし、まぁいいかと無理やり納得させてました。

ですが「じろじろ見る」という自分へのメッセージを受け取ったら、その事象も同時になくなっていたのです!

ある日から、境界線からはみ出ないよう、おばあさん宅の荷物は、自分の庭にちゃんと置いてくれるようになりました。それは今でも継続されてます。

私が他人をじろじろ見たり、不快感を与えてるということなど、全部受け取ったら、おばあさんによる不快なことは消えたのです。

これには、びっくりしました。でも本当にお話です。

気づいただけで、こんなにも変わるのです。

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